ERRDは、オフィスにおける電話でのトラブルを解消し、日々の業務を支援を目的としたシステムです。
ERRDは、既存の交換機をそのまま利用することが出来ますので、非常に安価に導入することが出来ます。
接続は、主装置(ME,PBX)の前にSCD-ID414(通話録音用ユニット)を接続します。SCD-ID414には、「IN」「OUT」「VM」ポートがあり、「IN」には局線を、「OUT」には主装置を、「VM」にはERRDをそれぞれモジュラーで接続します。
ERRDとSCD-ID414は、制御用のRS-232Cと、通話録音用のモジュラーで接続されます。
着信代行は、SCD-ID414を経由している回線で行われます。着信代行起動の時間になると、SCD-ID414は、外線からの着信を検知し、回線の切替を行い、ERRDが応答して着信代行を行います。
ERRDへ、アナログ公衆回線を直接接続することで、呼び出し機能が利用できるようになります。また、外出先からERRDへアクセスし、メッセージの聞き取りなどを行うことが出来ます。
オプションで、プリンタを接続し、登録ID情報、同報情報、回線利用履歴情報、呼び出し履歴情報を印刷することが出来ます。
※ERRD設置の際には、モジュラーによる線だし工事が行われている必要があります。
特徴
- ★ユーザー管理
- ★音声管理
- ★通話録音機能
- ★一般の構内モデムとしての利用も可能です。
- ★コメント追加機能
- ★呼び出し機能
- ★宛先不明機能
- ★メッセージ再生機能
- ★タイムスタンプ機能
- ★メッセージ録音機能
- ★同報機能
- ★再生確認機能
- ★状態設定/確認機能
- ★音声メール機能
- ★着信代行機能
- ★カレンダー機能
製品仕様
- ■接続回線:アナログ一般公衆回線
- ■回線種別:プッシュ回線、ダイヤル回線
- ■接続回線数:4~32回線(増設単位 4回線)
- ■録音蓄積時間:約700時間
- ■登録ユーザー数:9,999名
- ■録音メッセージ数:99件/1ユーザー,10,000件/システム全体
- ■サービス信号:PB信号(プッシュトーン)
- ■音声符号化方式:ADPCM 6kHz
- ■適合認定番号:S98-5062-0,L93-N394-0
製品構成
- ■ERRD本体(PC本体、OS(PC-DOS)、アプリケーション):一式
- ■キーボード:1個
- ■CRTモニター 15インチ:1台
- ■HDD(ハードディスク 8GB):1台 本体内蔵
- ■3.5インチFDドライブ:1台 本体内蔵
- ■音声ボード:回線構成による
- ■SCD-ID414(通話録音ユニット):回線構成による
- ■UPS(無停電装置):オプション
- ■プリンタ:オプション